2009年09月20日

永代供養と合葬墓は無縁墓問題の解決策となるのか

現代の核家族化、ライフスタイルの変化により葬儀スタイルが変わってきています。

手元供養を選ぶ人の理由の上位に、お墓の継承者問題があります。

お墓を買うと、使用権を得てお墓を建てることができます。
この使用権は親族に継承されて利用し続けることになります。

しかし、継承する人がいなくなってしまうとどうなのでしょうか。
お墓を使用するには、永久に管理料を払い続けなければなりません。

管理料を払えなくて滞納してしまうこともあります。

あるいは継承者がいなくなることもあります。

その場合は無縁墓として手続きされたあと、お寺によって遺骨が取り出されてしまいます。
そして他の遺骨と一緒にまとめて埋葬されてしまうのです。

お寺に永代供養を頼んでおくこともできます。

これだと無縁墓になる心配がありません。
この継承者問題は少子化の現代、大きな問題となりつつあります。

永代供養と合葬墓は無縁墓問題の解決策として注目を集めています。
合葬墓は、他人同士が一つのお墓に入り、あとにつづく人たちで守っていくというものです。

納骨の方法や、管理、供養の仕方により費用もさまざまです。

お墓を建てるよりは墓石代がかからないので、安くできます。
現在はこのように永代供養墓、合葬墓が多く利用されるようになってきました。

このような時代だからこそ、遺骨を形にして手元において供養する。
故人を身近に感じていることができ、さらに無縁墓になる心配も無い。

子供たちにお墓の面倒をみさせる心配も無い。
手元供養が注目されているのです。

将来的には、自分が亡くなる際に棺に一緒に持っていけるということも利点です。




Posted by 心静かに at 00:00 │無縁墓問題について

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永代供養と合葬墓は無縁墓問題の解決策となるのか