2009年10月02日

樹木葬という供養のスタイル

ひとそれぞれ様々な供養のスタイルがあります。
手元供養もそのひとつです。
手元供養と他の葬儀スタイルを組み合わせての利用もよくあります。

樹木葬もそのひとつです。
樹木葬とは、遺骨を直接土の中に埋めて、墓石の変わりに樹木を墓標とするのです。

遺骨はだんだんと土に返り、その土を栄養として墓標の樹木にいつか花が咲くのです。
人は本来大地から生まれました。

自然に帰りたい、自分らしくありたいという価値観が広まってきているのです。

樹木葬では山中やその近辺の平地などに、ある一定の面積を墓所とします。
遺骨を埋めて、花や木を植えて樹木の墓標をたてます。

遺骨は家族、親戚、知人など何人でも埋葬できます。

現在ではペットと一緒のお墓がいいという人もいます。
将来的には、樹木が花を咲かせ、実もなることでしょう。

樹木葬では納骨後、遺骨は返してもらえません。
手元供養する際は、事前に分骨をしてから埋葬するようにしましょう。

樹木葬を希望する場合は、まずお寺を決めましょう。
説明会も開催されています。

お寺やご住職の信頼性や将来性、費用、交通の便などを考えて決めましょう。

納骨日には遺骨、埋葬許可証あるいは火葬証明書、印鑑を持参していきます。
その後納骨の儀式です。

まずは本堂で読経したのち、埋葬する墓所に遺骨を埋めて花木を植えます。
その後墓所で読経して終了となります。

その後の管理はお寺にてしてもらえます。

自然災害などで倒れたり枯れたりした場合は、新しいものを植えてもらえます。
費用は永代使用料に年間の樹木管理費などがかかります。
詳細をそれぞれのお寺に確認の上、手続きしましょう。



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Posted by 心静かに at 00:02 │さまざまな供養の形

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